ホルモン最新研究を2つ紹介します。
1つ目はビタミンDです。
ビタミンDってホルモンではないですよね。
きのこや魚に含まれるビタミンD。
でもこれらの食品をロにせずともヒトはビタミンDを自前で作り出すことができます。
日光の紫外線を浴びるとコレステロールを材料にして皮膚内でビタミンDが作られます。
これが肝臓や腎臓に運ばれて活性型ビタミンDとなり、腸管からのカルシウム吸収を促してくれるのです。
役割としてはホルモンに近いですね。
となると、ビタミンDはただのビタミンではなくホルモン?
受容体に作用しないので厳密な意味ではホルモンとは言えません。
ただ、ビタミンDは骨の中の遺伝子レベルに働き、オステオカルシンというホルモンの分泌を促します。
このオステオカルシン、若返りホルモンとして注目を浴びています。
代謝調節、骨形成促進などの役割があると言われていますが
記憶・認知機能を改善、
インスリンの分泌を促進することで血糖値の上昇を抑制、
男性ホルモン(テストステロン)の分泌を促進し、生殖能力を高める、
他に運動能力を向上させたり、動脈硬化の予防、栄養素の吸収促進、脂肪の蓄積を抑える効果が分かっています。
この作用に関してはホルモンとして捉えてもいいかもしれない。
もう一つ紹介します。
女性ホルモン様物質というのをご存知でしょうか。
本物のホルモン専用の受容体にくっついて作用を発揮するのが「ホルモン様物質」と呼ばれるものです。
食品添加物や殺虫剤などに含まれるホルモン様物質は不妊症やがんなどのリスクを高めるといわれています。
これらを悪いホルモン様物質とすると、
カラダにいい働きをするホルモン様物質の代表格が大豆イソフラボンです。
こちらは女性ホルモンに似た作用をもたらします。
ただし、その作用が期待できるのは大豆イソフラボンの成分から腸内細菌が作り出すエクオールという物質。
日本人でエクオールを作る腸内細菌を持っているのは約50%。
若い世代ではこれが約20%に低下しているそうです。
もっと大豆を食べましょう。
納豆、豆乳がおすすめ。
個人的には国産がさらにおすすめかな。
三ノ輪駅近く
南千住あさり鍼灸接骨院
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