当院では主に生理痛、月経困難症、月経前症候群に対し、
自律神経の調整と鍼灸による東洋医学的なアプローチを行っています。
女性ホルモンのバランスも自律神経の影響を大きく受け、
自律神経がうまく機能する事で生理痛、月経困難症、月経前症候群の症状を軽減すことができます。
また東洋医学的アプローチを加えることでカラダの循環が良くなり
疲労物質や生理痛に関わるプロスタグランジンの滞りをスムーズにすることができます。
生理痛が強く、日常生活に支障をきたす場合を月経困難症といいます。
症状は腹痛、腰痛、悪心、嘔吐、貧血、頭痛、食欲不振などがあり、
原因により機能性月経困難症と器質性月経困難症に分けられます。
機能性月経困難症は骨盤内の卵巣や子宮に原因疾患がほとんどありません。
排卵周期の中で女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)と
黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されます。
何らかの原因でそれらの女性ホルモンのバランスが崩れ上記の症状があらわれます。
器質性月経困難症は子宮内膜症や子宮筋腫などの子宮や卵巣の異常によるものです。
近年では比較的若年者も増加傾向にあり、20代にも多くみられるようになりました。
器質性月経困難症は主に婦人科の診察で
診断することができます。
月経前症候群(以下PMS)とは生理の1~2週間前に起こる身体的、精神的な体調不良を言います。
女性の9割近くの方がPMSに悩まれていると言われ、
原因は排卵後から生理前にかけ分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)によるものと考えられています。
主な不調は腰痛、頭痛、肩こり、下腹部痛、眠気、イライラ、パニック、動悸、憂鬱な気分、うつ症状など様々です。
臨床的には月経前から施術を行っていると月経時の体調不良」は軽減されている方多いです。
身体の冷えは万病のもとと言いわれますが
生理痛、月経困難症、月経前症候群に対しても冷えは大きく関わります。
身体の冷えは血液の循環が悪くなり
結果的に子宮筋が凝り固まり
子宮内膜の排出、つまり月経がうまくいきにくくなります。
当院のアプローチだけではなく日頃のケアも大切になります。
月経時の主な症状として腰痛があります。
この腰痛は一般的な腰痛と違いプロスタグランジンというホルモンが影響しています。
このホルモンは子宮収縮を促し経血の排出を促してくれるホルモンですが
痛みを感じさせる作用もあるので長期間滞りがあると腹部や腰など骨盤周囲に痛みやだるさを引き起こします。
特に冷え性などがある方は下半身に滞りを起こしやすいので
生理中に腰や腹部に痛みを起こすことが多く、身体に悪循環を起こします。
このプロスタグランジンの循環を良くすることで月経時の腰痛が改善される方は多くいらっしゃいます。
南千住駅、三ノ輪駅、都電三ノ輪橋駅から近いあさり鍼灸接骨院では
このように月経時の腰痛に対しても施術を行っています。
月経時のお腹の痛みも子宮が過度に収縮する事で起こります。
やはり「プロスタグランジン」の影響を受けます。
しかし月経に関係ない腹痛として
婦人科系のものでは
子宮外妊娠、卵巣破裂や卵巣出血、子宮筋腫、子宮頸がん、卵巣がんなど様々なものがあります。
それ以外にも
腸炎、虫垂炎尿路感染症、尿管結石、腸閉塞などもあります。
この見極めもとても大切です。
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの2種類は生理周期の中で分泌量が変化します。
この分泌サイクルが乱れると生理不順が起こりますが
このホルモンバランスの乱れを放置すると、自律神経にも影響を及ぼし
自律神経失調症に繋がります。
自律神経は交感神経と副交感神経で消化や血管の動き、代謝や呼吸など身体にとって不可欠働きを行っています。
この自律神経が失調してしまうとうつ病やPMS,不妊症、不眠症など他の病気になってしまう方もいらっしゃいます。
このような症状を予防する為に日常からホルモンバランス、身体の体調を整えておく必要があります。
南千住駅、三ノ輪駅、都電三ノ輪橋駅から近いあさり鍼灸接骨院では術を行って整えるはもちろんですが
日常の生活習慣のアドバイスも行っております。