自律神経は、次の二つに分けることができます。
交感神経と副交感神経です。
交感神経は活発に動いている時や起きている時に働く神経。
副交感神経は安らぎをもたらす神経で主に眠っているときや、リラックスしているときに働く神経です。
交感神経は別名「活動神経」、副交感神経は「リラックス神経」 とも呼ばれています。
ラジオ体操の終わりに、静かにゆっくり息を吐くことがあります。
息を吐く動作の時は、副交感神経が働き、リラックス効果が促されます。
反対に息を吸う時は、活動神経(交感神経)が働きます。
又、スポーツをすると、心臓の鼓動が激しくなり、休憩すると鼓動がゆっくりになります。
これは、交感神経と副交感神経が働くことによって起きる現象です。
このように、人間の身体は本来、運動時には交感神経が働き、リラックスしている時には、
副交感神経が働くようになっているのです。
近年、深夜まで起きている人が大変増えました。
先ほど述べたように、副交感神経は、主に夜の時間帯に働く神経です。
人間は本来、夜になると、自然に副交感神経の働きが強くなるので、
眠たくなるという現象が起きてきます。
しかし、深夜まで働く人が大変増えたため、交感神経(活動神経)の働く時間が
それだけ長くなりました。
交感神経の活動時間が長いということは、リラックス神経である副交感神経の活動時間が
減ってしまうことになります。
また、緊張状態(ストレスを抱え込んでいる状態)の時にも、交感神経は活発に働きます。
緊張状態が長くなるほど、交換神経が働きっぱなしの状態になり、
交感神経の働きが弱くなってしまうのです。
このように不眠やストレスなどが原因となり、
交感神経と副交感神経のバランスが崩れて起こる病を自律神経失調症と呼びます。
東洋医学には、自律神経失調症という病名はなく、
全ては、臓器諸器官の乱れと考えます。
西洋医学的にはかなりあいまいな病名で、
「臓器はどこも異常ないけど、とても辛い症状はある」
というような状況で、この病名を使うことが多いのです。
ですから、病気の場所を具体的に特定して治療を行う西洋医学には、
大変扱いづらい病気でもあり、これが、日本で精神疾患の患者が増え続けている
大きな理由のひとつです。
しかし、東洋医学では、自律神経失調症という病気ははっきりしていて、
全身の臓器諸器官のバランスが 乱れ始めた身体の状態にあたります。
そして、東洋医学に基づく鍼灸治療は、身体全体のバランスを診るのが基本です。
一つ一つの症状を別々に診る西洋医学とは違い、全身を診て治療します。
この見地からみるに、自律神経失調症は、
決して現代になって新しく現れた特別な病気でもないのです。
なぜなら鍼灸治療が自律神経失調に対応できるのは、
元々備わっている自然治癒力をアップさせる治療に大変適しているからです。
臓器諸器官の乱れを整えることによって、自律神経の乱れを治す、
つまり心の病を治すというのが鍼灸治療の概念です。
自律神経失調症と言われる症状の多くは、内臓、脳や脊髄などの中枢神経の
機能低下が原因です。
西洋医学で治療に限界を感じた方が、鍼灸、漢方などの治療を受けることになります。
また、鍼灸治療は自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを整え、
肩や腰などのこりを柔らかくし、身体全体の血液の循環を良くしようと
働きかけるものでもあります。
鍼灸(針灸)治療を行った後は、身体の痛みがずいぶん楽になり、
気分がとてもよくなるというのは身体全体の血液の循環が良くなることの影響のです。
身体が悪いとどうしても気分も沈みがちになります。
しかし、身体が健康であれば、気持ちもどんどん前向きになってきます。
身体が軽くなれば心も晴れやかになり、イライラが解消したら、
夜もぐっすり眠れるようになります。
自律神経失調症に対しては、まず病院で治療し、大量の薬を飲む前に、
あさり鍼灸院・接骨院の鍼灸治療も試してみてもよろしいかと思います。
あらゆる症状の原因になりうるのが自律神経の乱れです。
それは腰痛や肩こりもそうですし、不眠や頭痛、手足のシビレ、胃腸障害にまで至ります。
近年、日常生活が乱れている患者様が多く自律神経を整えることで症状が変わる方が多くいらっしゃいます。
腰痛や肩こりがあり整骨院でマッサージ、電気をかけて治らない方、
不眠、動悸、倦怠感がなかなか良くならない、薬が効かない方
ぜひ一度ご相談ください。
①原因 ②治療 ③セルフケア
この3つをしっかり行う1回解決メニューです。
遠方からいらっしゃる方、仕事や家のことで時間がとれない方向けです。
初診3500~5500円
2回目以降2900円~4000円になります。
自律神経を知り、原因を知り、身体を変えて、日頃の行いで改善する。
知識として自律神経を知っているか、原因はなにかを知っているだけで改善の具合が全く異なります。
「人間のあらゆる根本には呼吸があり、呼吸が変われば、人生が変わる」(呼吸力こそが人生最強の武器である、大貫崇著)
自律神経失調症の患者様は呼吸の質が悪い方が多くいらっしゃいます。
呼吸は生まれてから死ぬまで止まりません。
普段何気ない日常で、私たちは呼吸により酸素を取り込み、体内にエネルギーを作り出します。
1分に約12~20回、1日に約23000~28800回行われる呼吸。
その1回1回の呼吸の質が悪いと体内のエネルギーを作る効率が悪くなります。
それにより、
1、疲労溜まりやすくなります
2、交感神経が優位になります
3、睡眠の質がわるくなります
4、集中力の低下します
など身体には様々な影響を及ぼします。
呼吸の質変わることによりこれらが改善し、セロトニン分泌も促され(「幸せホルモン」セロトニン)、結果的に自律神経が整います。
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院では
自律神経失調症の方々に呼吸の質を良好にする施術を行っております。
腸脳相関と呼ばれているように腸は脳の影響を受け、脳は腸の影響を受けます。
お腹の調子が悪い方は便秘や軟便になりやすいだけではなく脳に悪影響を与え、
結果的に自律神経を失調させることにも繋がります。
また腸は免疫にも大きく関わり、カラダの70%の免疫力は腸が作っているとも呼ばれています。
近年騒がれているウイルスに対しても腸の状態、自律神経の状態がとても大切と言えます。
規則正しい生活を送っていても腹部の状態が悪ければ自律神経が回復しません。
当院では自律神経が乱れ気味の方には必ず腹部を触診し施術を行います。
腹部をうまくコントロールし自律神経を正常化させ免疫力も上げていきましょう。
動悸、息苦しい、胸が詰まる様な症状が自律神経を調整する事で改善される方が多くいらっしゃいます。
交感神経の優位状態が続いている方や、
ストレスが溜まり筋緊張が強くなっている方は
うまく呼吸ができずに心肺機能が悪循環になり息苦しい、また胸が詰まる様な症状が出ます。
この様な状態になると深呼吸をしようとしています。
実は深呼吸をするようになると呼吸が深くなりすぎて結果、筋緊張状態、つまり交感神経優位になってしまいます。
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院では薬などを使わず身体を調整し自律神経を整える施術を行っています。
呼吸が上手くできるようになれば自然と副交感神経系が働き身体がリラックスできるようになります。
月経前症候群や生理痛、整理後の腹部の不快感などの症状も自律神経の影響を受けます。
女性の身体を健やかに保つために欠かせない「女性ホルモン」
特に「エストロゲン」「プロゲステロン」という2種類のホルモンは自律神経と大きく関わります。
この女性ホルモンの分泌は脳にある視床下部や下垂体からの指令でコントロールされています。
その為、不規則な生活や精神的なストレス、睡眠不足といったことでもバランスを崩します。
症状としてはめまい、ふらつき、腹痛、動悸、腰痛、倦怠感、頭痛、不眠など様々な症状を引き起こします。
自律神経を整える施術を行うことでこれらが改善される方もいらっしゃいます。
お困りの方は南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院を検討してみてください。
従来オキシトシンは出産・授乳にかかわるホルモンとされてきたが
近年、オキシトシンの神経伝達物質としてのさまざまな機能が報告されています。
不安軽減、疼痛閾値の上昇
筋緊張減少
ストレスホルモン値の低下
好奇心増加、
他者との信頼関係構築など自律神経に関わることがとても多いです。
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院の施術の特徴の
『持続的で穏やかな接触感覚入力』によりオキシトシン分泌が促されることで
上記の効果が期待ができます。
自律神経の乱れは日常生活に原因があることが多くあります。
このアドバイスも患者様にそれぞれに合った説明を致します。
意外と良いと思っていたことが動悸や不眠の原因になることがあります。
また歩き方でもどちらから足を出すがで身体の動きも変わってきます。
小さなことですがそれを繰り返すことで大きな変化になり身体の改善に繋がる可能性があります。
よくあるのがスマートフォンの見方です。
一日に何回画面を見るでしょうか?
悪い見方をしている方は見れば見るほど悪くなります。
自律神経のバランスが悪い方は睡眠時間が少ない、睡眠時間が長くても睡眠の質が悪い、起床時に身体が重い、だるいなど
様々な方がいらっしゃいます。
原因は様々で日常生活の習慣やストレスなどもありますが身体に問題がある方も多くいらっしゃいます。
上記に記した呼吸や腸の影響も出ますが
特に頸部、首の状態が大きく関わります。
睡眠がうまくいけば神経が休まるので副交感神経系が働き自律神経の改善に繋がります。
ストレスや頑張りすぎにより交感神経が優位になっている方は睡眠の改善が有効です。
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院では睡眠の改善も行っております。
以前は自律神経失調の症状に対し鍼灸治療が多かったですが現在は手技の方がメインになりました。
自律神経は脊椎の際に交感神経節があり、鍼灸治療の場合は肌を露出しなければなりません。
しかし手技の場合はその必要がありません。
鍼は怖さや不安がある方もいらっしゃいますが手技の治療はとてもソフトで優しい施術で行っています。
症状によっては鍼の必要も出てくるかもしれませんが問診の際、しっかり説明し納得して頂いてから施術に入ります。
今(2019年9月)手技のみの方が比較的多いです。
自律神経に関連するブログ→身体に触れるということ