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身体に触れるということ

2019.12.24 | Category: からだ

「筋肉をほぐさないで整骨院が何するの?」

 

こんなことを以前の同僚から本気で言われる笑

 

私は筋肉をほぐしません

 

腰痛、肩こり、もちろん骨盤調整でもです。

 

以前は自分もマッサージを本気で頑張っていました。

 

しかし人体が非ニュートン流体である事を知ってから考えが一変しました。

 

非ニュートン流体とは分かりやすく言うと

 

水溶き片栗粉。

 

「大きな力が与えられるほど粘土が増す性質」

 

よって私は人の組織に触れる際には

 

皮膚に与える力を限りなくゼロに近づけます。

 

それは患者様の内部組織の動きに手や指先の感覚を研ぎ澄ます為。

 

それによって適切な評価と治療ができると考えています。

 
また皮膚への接触刺激はオキシトシンという女性ホルモンが分泌されます。

 

以前は出産や授乳に関わると考えられてきたが

 

現在では「信頼ホルモン、愛情ホルモン」などと呼ばれ、

 

心理的安定や他者との信頼関係の構築に重要な役割を果たす神経伝達物質として注目されています。

 

医療においては精神科領域で特に注目され、その鼻腔内投与が統合失調症や自閉症などの社会性障害の症状軽減が報告されています。

 

当院の患者様にも情動的安定の改善を経験していることから

 

接触刺激がオキシトシン神経系を賦活している可能性もあるかなと思います。

 

さらにオキシトシンには筋緊張緩和作用もあり、

 

局所へのアプローチで全身的なリラクゼーションが得られることもよく経験します。

 

身体に触れるという事は生体組織の状態を直接的に変えるだけでなく、

 

オキシトシン神経系などの中枢神経系にも働きかけて、身体全体の状態を変えます。

 

施術者がここまで考えて優しく身体に触れる事が大事だと思います。

 

やはり、「愛」かなと恥ずかしながら思います(*ノωノ)

 

結局はそこに行きついてしまう。

 

患者様にはきっと伝わっているはず…。

 

はい、メリークリスマス!

 

 

 

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あさり鍼灸接骨院