今回はオキシトシンを掘り下げてブログにしたいと思います。
キシトシンは、出産と授乳に欠かせないホルモンとして知られていますが
出産も授乳もしない男性でも、オキシトシンは分泌されます。
オキシトシンには、家族や仲間との絆や信頼感を高める作用があるからです(男性でも、乳首への刺激でオキシトシンは分泌されるらしい)。
オキシトシンは、酸化を進めて老化のアクセルを踏むストレスと対抗する武器になります。
愛情ホルモン、幸せホルモンとも呼ばれるように、気持ちをハッピーにし、ストレスを和らげてくれます。
ストレス解消には、心の痛みや不安をシェアしてくれる仲間のサポートも心強いが、
オキシトシンはそうした絆を強化します。
ストレスがあると副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、
そしてコルチソールとオキシトシンには互いの分泌を抑える関係があり、
コルチゾールは、オキシトシンの分泌を抑え、オキシトシンは、コルチゾールの分泌を抑えます。
コルチゾールが出すぎると疲労も老化も進むのでオキシトシンでコルチゾールの過剰な分泌をセーブすることも有益になります。
この他にオキシトシンには、炎症を抑える抗炎症作用、筋肉や脅や神経を保護して再生させるといった多様な働きがあります。
最新の研究では、オキシトシンは肌の細胞からも分泌されており、表皮の再生を促すなど、肌のアンチエイジングにも一役買うと言われています。
オキシトシンは、ハグなどのスキンシップでも分泌が促されます。
しかしハグする相手がいなくても大丈夫です。
触り心地のいいベットや、ぬいぐるみを抱き締めるだけでも、オキシトシンは分泌されることがわかっています。
そしてオキシトシンに関して、最近ちょっと面白いことがわかってきたとのこと。
糖化で生じる悪玉物質のAGESが、オキシトシンに関しては、どうやらポジティブに働いているようです。
AGESは、糖質やタンパク質を含む食べ物を加熱すると生じます。
これはメイラード反応と呼ばれており、
こんがり焼けた食べ物の美味しさの元です。
人類が火を使うようになると、食べ物から入るAGESが増え、それにつれて受容体であるRAGEも増えたとのこと。
それによりオキシトシンが脳内に入りやすくなり、
その作用で脳が大きくなったり、
社会的な絆が強くなったりして、人類は文化や文明を発展させることができたという解釈も成り立つとのこと。
食後高血糖で生じる無駄なAGEsや高温加熱で焦げすぎのAGEsはNGですが
トーストや粉モンのようにこんがりキツネ色に焼けた料理のAGESは、適量ならオキシトシンを脳へ導くのにプラスになります。
そうした食べ物を仲間と美味しく味わう機会を増やせば、オキシトシンが増えて働きやすくなり、若返りも叶いそうです。
米井先生(同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター教授)参照
自律神経 南千住駅
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院
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