自律神経には厳然たる主従関係があります。
交感神経が”主”で副交感神経が”従”であり、
トータルパワーのうち交感神経で余った分が副交感神経に割り当てられます。
それもそのはずです。
生存には交感神経の活躍が欠かせません。
天敵に出くわした瞬間など、生きるか死ぬか、
闘うか逃げるか(ファイト・オア・フライト)という緊急事態は交感神経が大活躍です。
心拍と血圧を上げて瞬時に活動モードに切り替え、
血管を縮めてケガをしても出血を最小限に抑えます。
「交感神経は0.2秒でスイッチが入りますが、副交感神経はスイッチが入るのに5分くらいかかります」
副交感神経は緊急事態が去り、
安全が確保されてから心身を休息モードに入ります。
その為、スロースターターになります。
逆に交感神経のスイッチが入るまでに5分もかかっていたら、闘うことも逃げることもかなわず、敵に襲われて命を失うことになります。
ちなみに
「息を吐くときは副交感神経が優位になり、吸うときは交感神経が優位になる」
という話を聞く事があると思いますがどうなんでしょう。
自律神経の性質を踏まえると少し怪しくもあります。
しかし交感神経が優位になると息を吸う方が優先になり過呼吸気味になる方はいらっしゃいますね。
スポーツでも試合前は緊張して息を吸ってばかりで重心があがって地に足がついてない方もいらっしゃいます。
副交感神経が働くのに5分かかるのなら早い段階で意識しなければなりませんね。
自律神経のことでお困りの方はお気軽にご連絡ください。
三ノ輪近く 南千住近く
自律神経失調症
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院
本日9時半から17時まで
治療セミナーを受けました。
以前は長野まで行っていたのですが
コロナの関係でZOOMを使って
接骨院に居ながら受ける事ができます。
そのおかげで
9時からと17時半以降に予約を入れる事ができました。
今回は呼吸による胸郭と腹部へのアプローチでした。
最近、あさり接骨院では
お腹や呼吸の調子を診ることが多くなりました。
腰痛や肩こりなどでもです。
関係ないと思われがちですが
時間が経っても治らない症状には
呼吸やお腹の具合が絡む事はとても多いです。
呼吸が浅くなれば浅い呼吸の回数が増え、
肩が上下に動かされるので
自然に肩がこります。
お腹が硬くなれば横隔膜の動きが少なくなるので
心臓、肺、横隔膜の隙間にある膜の滑走性が悪くなり
あらゆる症状の引き金になってしまいます。
今回のセミナーでは
これらに対して明確なアプローチ、
自分でできるエクササイズを勉強できました。
早速治療に活かして
患者さんに喜ばれるように頑張ります。
交通事故 労災
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院