自律神経の続きです。
あさり鍼灸接骨院では
腸と脳の相関関係を大切にしています。
ここで言う腸といえば
大まかに腸の外側の事を意味しています。
腹膜や小腸を包んで支持している腸間膜の事です。
外側はアプローチをすることで変化し改善する事ができるからです。
腸が柔らかくなることが腹圧にも関与し、
腰痛や坐骨神経痛が改善する方がいらっしゃいます。
しかし、最近は腸の中もとても大切だと感じています。
腸の中には細菌が1000種類以上、
数は100兆匹(単位は個らしい)
腸の中では常に珊瑚礁のような生態系を保っています。
▲腸内細菌
さらに腸のみならず口から始まり食道、胃、腸そして肛門、そして身体を覆う皮膚まで細菌は繁殖しています。
この細菌たちが身体に与える影響は研究段階ですが
かなり分かっていることもあります。
腸といえば消化管なので栄養の吸収、またそれに伴い不必要なものの排出
そして免疫に対しても大きく関わります。
腸の調子が悪いと腹痛、便秘、下痢などお腹周りの症状が思い当たると思います。
しかし腸内が与える影響はお腹周りだけではありません。
アレルギー、ぜんそく、自己免疫疾患、心の病気などが関与しています。
ぜんそくといえば私もぜんそくをもっています。
1930年代では学校に1人いるかいないか
1980年代ではクラスに1人の割合、現在は4人に1いるといわれています。
アトピー性皮膚炎や花粉症もかつて稀な病気でしたが、現代では当たり前のように耳にします。
これらが腸内細菌と関連するしている事例が沢山あります。
NHK「人体」では日本でも急増している自己免疫疾患のひとつ多発性硬化症と腸内細菌の関連を取り上げていましたね。
不安症、うつ病、強迫性障害、自閉症などもかつては遺伝子の欠陥や体力の低下と言われていましたが
腸内細菌の影響が注目されています。
消化器の調子と心の関連は身に覚えのある方もいらっしゃると思います。
緊張してお腹が痛くなる。
イライラして胃がむかむかする。
ストレスで胃にポリープができたり最近では安倍晋三元首相の潰瘍性大腸炎など身近でもありますよね。
逆も然り、
お腹の調子が悪くなれば気力もなくなってしまいます。
最近この様な話を院内で話すことが多くなり、細菌に興味をもってくださる方もいらっしゃいます。
どんな運動がいいの?枕はどんなのが?座り方、歩き方など色々聞かれますが
身体の中に入れるものに比べたらどうでも良い事なのかもしれませんね。
「健康を提供し、幸せになって頂く」
という当院のコンセプトでは筋肉、関節の動き、硬さ、運動だけでは難しいです。
自律神経と腸はこれからは間違なくポイントになると思います。
気になる方はご連絡ください。
交通事故 三ノ輪 自律神経
南千住三ノ輪あさり鍼灸接骨院
前回に続き、自立神経関連です。
最近、コロナウィルスの影響で免疫の事が世間を賑わせていますね。
自律神経も免疫に関わります。
免疫とは病気から身体を守るシステムです。
免疫が体外の細菌やウイルス、体内の異物から
体を守ってくれているおかげで、
病気を未然に予防し、また病気になっても治癒し、
健康で過ごすことができます。
その免疫を調整している大元の司令官は、脳の中枢にある自律神経です。
自律神経は、全身の血管や内臓など体の内部環境の働きを
人間の意思に関係なく自動的に調節しています。
▲自律神経の働き
上の写真のように
自律神経には対照的に働く交感神経と副交感神経の2つの神経があり、
交感神経はアドレナリン、
副交感神経はアセチルコリンというホルモンが分泌される事で
情報交換を行なっております。
免疫で大切な白血球の中の顆粒球はアドレナリンのセンサー、
リンパ球にはアセチルコリンのセンサーを持ち
自律神経の司令に応じて数や割合を常に変動させています。
気候の変動や、極端なストレス、寝不足など
自律神経が乱れると免疫システムのバランスが崩れ、
風邪を引いたり、熱がでるなど体調を崩すのが分かりますね。
むしろその反応が普通と言えます。
自律神経はその名の通り自立して働いていますが、
エクササイズなどでコントロールする事ができます。
あさり鍼灸接骨院で自立神経の改善に力を入れています。
お困りの方がいれば気軽にご相談を。
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