先日来院された30代前半の患者さまの話です。
こちらの方は右手を上げると右肩の前面が痛いとのこと。
1日8時間ディスクワークをし、週に4回ボルダリングジムに行っています。
最近、患者さまでもボルダリングをしている方が増えてきました。
(今年八王子で行われたボルダリングワールドカップ2018の写真)
この患者さまクライミングジムにて痛いのをカバーしながら登っているとのこと。
私
「痛いならレスト(休む)する方が良くなるの早いですよ」
患者さま
「いや、そこまでじゃないんで」
私
「治らないから接骨院来たんじゃないの?」
と心の中で思ったがそれは言わない。
皆んな休みたくないんですよね…
気持ちは本当に良く分かる。
入浴やストレッチをすると楽になるが
壁を登るとまたすぐに痛くなる。
患者さま
「以前はそんなことなかったのに…年齢かな…」
とおっしゃっていました。
確かに肩周り、肩甲骨周りの筋肉がガチガチ。
筋肉を柔らかくする施術を行うと
「楽になった」
と喜んで帰りました。
しかし1週間後また痛くなって来院されました。
このやりとりが2、3回続き
別の部位に原因を探ります。
結果的にこの患者さまは
股関節に肩を痛める原因がありました。
左右の股関節に可動域の差があり
その影響で姿勢が崩れ
肩に負担をかけていました。
ディスクワークの時の姿勢、食事の姿勢に
注意することがいくつかありました。
姿勢から始まる慢性疾患はとても多いです。
痛いトコロだけ診ていては
良くならないケースです。
『木を見て森を見ず』
身体は本当に複雑な生モノです。
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あさり接骨院